釣り堀に落ちた息子。「私はあなたのお母さんだからね」というセリフに込めた想い。
昨日、釣り堀に出掛けたのですが、小学6年生の息子がニジマスの入った釣り堀にざぶん、と落ちてしまいました。
釣り堀ですし、そう深くもなかった(と思う)ので、自力で上がって来ることが出来ましたし、怪我もなかったので、結果としては「なんともなくて良かった」に落ち着くことが出来たのですが、もし、備えていなかったら、たぶん、気持ちのダメージが大きくなって、イライラしたり、「なんともなくて良かった」度合いも低くなっていたのではと思います。
洋服のままプールの入ったのと同じくらい、靴、靴下、ズボン、下着(上下)、Tシャツがびしょびしょ。水から上がってきた息子は、驚きと怖さが入り交じって、恥ずかしさもあったでしょう(まわりに大勢の人が居たので)、近づく私に早口で「メガネが落ちなくて良かった」とか「足もとがぐらっと揺れた」とか「後でお店の人に謝っておかなくちゃ」とか色々言っていました。
今回訪れていた釣り堀は、釣った魚をその場でさばいて塩焼きや唐揚げにしてくれるところで、食事のみのお客様もいるため、多くの人が訪れていました。
私たちは釣りを終えて、料理のテーブルが空くのを待っていたところで、双子はすぐ近くの小川で遊んだり、釣り堀の魚を眺めたりしていました。前にも来たことがある場所だったので、小川で遊んで濡れる可能性や、釣れた魚を外すのに手が汚れるので、タオルを多めに持って行っていたのも幸いでした。
でも、まさか、釣り堀に落ちるとは。
ひとまずタオルで顔や髪を拭い、駐車場に戻り、着替えようと話していると、座席が空いたとお知らせが入ったので、一緒に出掛けていた娘と実母に、先に席で食事を食べておいてもらうことにしました。
災害時用に車内に着替えを備えていたのが功を奏しました。
さすがに靴と靴下の替えは準備していなかったのですが、パンツとズボン、Tシャツがサイズアウトぎりぎりでなんとか着用出来ました。
着替えを終えて席に戻る道中、着替えを備えていたことを話しながら
私:「なんてったって、私はあなたのお母さんですからね」
息子:「それって、オレが濡れる前提じゃん」
私:「それもそうかも知れないけど、あなたは何でも色々やりたがるから、それをやらせてあげるためだよ」
やりたがりの息子に「いいよ」と言ってあげられるように。
面白そう!と思ったら、何でもやりたくて、やりたくて、仕方が無い息子。
泥に入りたがったり、水遊びをしたがったり、おかまいなし。
子どもってそういうものだと思いますが、私は、正直面倒くさいことがキライ。
どろんこの洗濯物を丁寧に洗うのも、お風呂場が汚れるのも、だいぶイヤ。
だけど、息子の好奇心や気持ちにブレーキをかけたくない。
そこで、災害時の準備もかねて車に着替えやタオルを積んでいます。
そうすれば、何かあったときにも、息子の「やりたい!」が発動したときにも、「よしっ!」と対応出来る。
しかし、息子の分も娘の分もほぼほぼサイズアウトぎりぎり。
「そろそろ更新しなければ・・・」と思っていたところだったので、神様からのお告げだったのかも。
自分を知り、相手を知ること。
そして、それに丁度良い準備をしておくこと。
対応はそれぞれに違うと思います。
私には、「備え」が大切なのです。